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金曜は26業種安、週間では26業種高|先物64,900円と連休の注目5銘柄【9月20日日曜版】

MARKET EYE 編集部 2026.09.20 17:44 株式の記事一覧を見る →
金曜は26業種安、週間では26業種高|先物64,900円と連休の注目5銘柄【9月20日日曜版】

2026年9月20日(日)MARKET EYE朝刊・日曜版(午後更新)
MARKET EYE編集部|情報確認:2026-09-20 16:40 JST。日曜午後までの続報を反映しています。日本株の基準は9月18日大引け、大阪夜間先物は9月19日6時の終了値です。

先に要点

📊 金曜は26業種安。1週間では26業種高。どちらも同じ市場です。

1日だけ見ると買いは一部に集中していましたが、1週間では幅広い業種が上昇しました。今週末は、そこへサウジ情勢の続報と米中協議の予定が加わっています。連休中に確かめたいのは、金曜の原油安が続くか、半導体の強さが保たれるか、利上げ後の銀行株を評価し直す材料が出るかです。

現物株は休みでも、判断材料は更新されます。今回は鉱業・電気機器・銀行業を主役に、資源、半導体の製造と検査、光通信、金融の5社を比べます。上昇期待だけでなく、それぞれの見方を変える条件も用意します。

  • 先物64,900円は日曜の現在値ではありません。大阪の日経225先物12月限が9月19日6時に付けた夜間終値です。前日清算値比200円安、金曜の現物終値との差は118.95円安でした。
  • 原油安の前提を点検する週末です。金曜の清算後に確認された攻撃関連の報道を、すでに価格へ反映された材料とは扱いません。施設被害と供給減少量の確認を分けます。
  • 米中協議は日本時間9月20日23時30分ごろ開始予定。AI、関税、重要鉱物が焦点と報じられています。本稿の確認時点では、協議結果はまだ出ていません。
  • 次の東京現物取引は9月24日(木)。9月21〜23日は休場ですが、大阪の対象先物には祝日取引があります。先物と現物の営業日を同じにしないことが大切です。

この記事で分かること:金曜と週間で印象が変わる理由、休場中に増えた材料、5社の収益への道筋、連休中の先物と現物再開後で異なる確認方法です。比較期間をそろえると、ニュース同士のつながりが見えてきます。

出典:JPX・9月18日の指数値/みんかぶ・9月11日終値から18日終値までの33業種騰落率/大阪取引所・日経225先物夜間相場/Reuters・9月20日に予定される米中経済協議/JPX・休業日カレンダー/JPX・デリバティブ祝日取引実施日

今朝までの重要な出来事と、日曜午後の続報

1|週末のサウジ情勢:被害の主張と確認を分ける。【市場で起きたこと】9月19日、リヤド空港近くで煙と炎が確認されました。フーシ派は攻撃を主張し、サウジ主導連合は迎撃などを発表。設備の被害規模や追加の供給減少量は、本稿で確認できていません。

出典:Reuters・9月19日のリヤド周辺の火災と攻撃を巡る発表

MARKET EYEの分析では、原油の再上昇につながるかを考える際、攻撃の見出しと、生産・輸送が実際に止まった量を分ける必要があります。原油を販売する企業には価格面の支えとなる可能性がありますが、操業や出荷が妨げられれば同時に逆風です。輸入企業には調達費、家計には燃料費や配送費を通じて届くため、同じニュースでも利益への向きが異なります。

2|ロシアの製油所:原油と石油製品を一緒にしない。9月20日14時44分JST配信の報道では、モスクワの製油所へのドローン到達が当局発表などに基づき伝えられています。施設被害の規模は未確定です。配信時刻は発生時刻そのものではありません。

出典:Reuters・9月20日のモスクワ製油所への攻撃報道

製油所は原油をガソリンや軽油などに加工する設備です。処理が滞れば製品不足につながる一方、原油の購入量が減る場合もあります。原油と石油製品のどちらの供給に支障が出たかで、価格への影響は変わります。

3|米中協議:本日の予定として扱う。9月20日14時6分JST配信のReutersは、米中の経済担当者による協議がニューヨークで同日10時30分ごろ、日本時間23時30分ごろに始まる予定と報じています。議題はAI、関税、重要鉱物などです。開催予定の報道と、合意成立は別の情報です。

出典:Reuters・9月20日に予定される米中経済協議

半導体を作る装置、完成品を検査する装置、データを運ぶ通信設備では、協議から利益へ届く経路が違います。貿易や部材調達の見通しが改善すれば企業は投資計画を立てやすくなりますが、AIが議題になっただけで発注が増えるわけではありません。今夜の発表では合意の対象、実施時期、輸出管理との関係を読み、翌日の米国株の反応と照らします。

4|国内に近い地政学材料も確認。9月20日15時18分JST配信のReutersは、日本の防衛省などの発表に基づき北朝鮮の発射を報じました。これは確認時刻前の続報です。新たな被害や企業活動への影響を確認しないまま、特定業種の売上増や翌営業日の株価上昇へ結び付けません。

出典:Reuters・9月20日の北朝鮮の発射に関する報道

💡 数字の読み方|日銀は「9人中7人」が利上げに賛成

9月18日11時54分公表の決定は賛成7、反対2。政策金利を1.25%程度とする方針は9月24日から適用されます。これは今回の採決であり、将来の金利予測の分布ではありません。人数を残すと、決定が全会一致だったか、見方の違いがあったかまで分かります。

出典:日本銀行・9月18日の金融市場調節方針/WSJ・9月18日の日銀利上げ

夜間から朝の変化:止まっている価格と動く材料

大阪取引所・日経225先物2026年12月限/円建て
夜間終値:64,900円(9月19日6時)
比較対象:9月18日清算値65,100円 → 200円安、0.31%安
東京現物終値65,018.95円との差:118.95円安

夜間高値65,640円は9月18日17時20分、安値64,590円は9月19日1時25分。値幅は1,050円で、終値は高値から740円下でした。日曜午後のリアルタイム価格ではなく、次の取引と比べるための基準値です。

出典:大阪取引所・日経225先物夜間相場/SBI証券・主要市場指標

金曜の日経平均は65,018.95円、882.70円高、TOPIXは4,091.14、0.07%安でした。日経平均は株価水準が高い構成銘柄の影響を受けやすく、対象と計算方法の違うTOPIXと逆方向になる場合があります。連休明けには指数の上げ幅に加え、上昇する銘柄や業種の広がりを見ます。

出典:JPX・9月18日の指数値/みんかぶ・日経平均

海外の参照値は米国時間9月18日分です。米国現物株はS&P500が0.17%高、ナスダック総合が0.40%高、ダウ平均が0.18%安。米10年国債利回りは市場データで5.005%でした。為替の日足終値はドル円156.88円、ユーロドル1.1486ドル、ユーロ円180.23円。いずれも日曜の取引中価格ではありません。

出典:みんかぶ・9月18日米国市場データ/Reuters・9月18日米国株市場/みんかぶ・9月18日の為替四本値

9月18日清算のNYMEX・WTI原油2026年10月限は1バレル100.30ドル、前日清算値101.91ドルから1.61ドル安。ICE・ブレント11月限は103.87ドル、前日比0.95ドル安でした。金曜には供給回復期待が報じられましたが、週末の続報を踏まえ、再開後も同じ評価が続くかを見ます。

出典:みんかぶ・9月18日NY原油市況/みんかぶ・ブレント原油11月限清算値

同日清算のCOMEX・金12月限は1トロイオンス4,424.90ドル、25.20ドル高。銀12月限は67.149ドル、1.054ドル高です。銀は元資料のセント表示をドルに換算しました。銅、米主要株価指数先物、CME日経225先物は限月・時刻・比較基準がそろう値を取得できず、暗号資産も時刻付き照合が未了のため不掲載です。

出典:みんかぶ・9月18日NY金銀市況

先物と現物の差には、配当見込みや満期までの期間も関係します。64,900円をそのまま木曜の寄り付き予想へ置き換えることはできません。まず連休中の原油・米金利・米国株・為替を見て、先物の変化に理由があるかを確かめ、その後で日本の現物株がどう反応するかを観察します。

注目セクター3選:週間の強さと週末の変化を重ねる

【市場で起きたこと】9月18日の1日では33業種中26業種が下落しました。一方、9月11日終値と18日終値を比べた週間では26業種が上昇。週間の上位はサービス業6.75%高、医薬品4.10%高、電気機器3.32%高でした。金曜だけを見て「1週間ずっと全面的に弱かった」と読むと、見落としが生まれます。

出典:JPX・9月18日の指数値/みんかぶ・9月11日終値から18日終値までの33業種騰落率

以下は上昇率の順位ではなく、週末材料への感応度、業種相対強度、企業活動との関係から選んだ観察順です。相対強度とは、市場全体や他業種と比べた値動きの強さ。売買代金や指数の上昇率だけで、特定の投資家の資金流入額まで分かるわけではありません。

1|鉱業:原油安の前提が変わるか

週間では0.15%安と、上昇した26業種の側には入りませんでした。それでも選ぶのは、週末のエネルギー関連ニュースが販売単価と供給条件に直接関わるためです。代表は株式会社INPEX(1605)。原油の再上昇は単価面の支えとなり得ますが、自社の生産・出荷を確認する必要があります。

観察点は原油と個別株が同方向へ改善するか。原油が急騰しても現物再開後の株価が伸びなければ、供給制約や既に織り込まれた期待を点検します。輸送費や電気代を通じた暮らしへの負担も、資源企業の利益とは分けて考えます。

2|電気機器:週間の上昇を米中協議後も保てるか

週間3.32%高、金曜も1.98%高でした。代表は株式会社アドバンテスト(6857)と東京エレクトロン株式会社(8035)。AI需要、顧客の設備投資、貿易ルールという共通材料を、検査と製造工程から見比べます。

米中協議の結果が調達や投資の不確実性を減らすかが次の材料です。反対に規制強化や米金利上昇が重なれば、成長期待の高い株には重荷になります。金曜に既に大きく上がった銘柄では、良いニュースの後に高値を保てるかまで確認します。

3|銀行業:利上げの効果と負担を差し引く

週間0.73%安、金曜0.54%安。政策の変化を確認する対象として選びました。代表は株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)。貸出の利息が増えても、預金の利息、債券の損益、借り手の返済余力も動きます。

原油高が融資先の負担を増やす可能性もあります。政策適用日と現物再開日が重なる9月24日に、銀行業がTOPIXを上回り、個別株も金曜高値を取り戻せるかを見ます。利上げという言葉だけで株価の方向は決めません。

出典:みんかぶ・9月11日終値から18日終値までの33業種騰落率/JPX・9月18日の指数値/日本銀行・9月18日の金融市場調節方針

個別5社は、原油、米中協議、国内金利という週末の確認軸から再選定しました。光通信の株式会社フジクラ(5803)もAI設備投資を比較する対象です。金曜以降に新しい現物売買はないため、株価と取引量の基準日は全社9月18日。平均出来高は同日を含めず、9月11日・14日・15日・16日・17日の5営業日です。信用残やファンド建玉を当日の出来高と混ぜません。

注目1|株式会社INPEX(1605)

9月18日大引けの確認カード
終値 3,913円|前日比 -16円(-0.41%)
出来高 5,445,900株|売買代金 213.56億円
高値 3,948円|安値 3,900円
直前5営業日平均 6,113,980株|平均出来高比 0.89倍

週末のエネルギー情勢が、金曜の原油安という前提を変えるかを見る中心銘柄です。金曜の終値は安値から13円しか離れておらず、日中の値幅の下側です。一方、出来高は直前平均を下回ります。弱い引け方だからといって、大口投資家の一斉撤退を数字から読み取ることはできません。

同社は石油・天然ガスを探し、開発し、生産する企業です。8月7日の中間決算資料では、利益の増減要因を為替、油価、販売量やプロジェクトの状況などに分けています。原油価格だけを見れば済む会社ではないことが分かります。資料の対象は中間期で、9月20日現在の操業を保証するものではありません。

プラス材料は原油の絶対水準がなお高いことと、安定した生産・販売が確保される場合の収益環境。懸念は原油の一段安、供給障害、開発費や資金調達費の増加です。円安の円換算効果も、外貨費用や税金などを差し引いて考えます。ここでは未確認の想定為替やヘッジ比率を使って利益予測を作りません。

反発の確認条件:3,948円を回復し、原油価格の支えに加えて生産・出荷への見方と株の取引量が改善すること。失速条件:3,900円を下回り、販売単価の低下や生産・出荷への懸念が重なることです。

出典:株式会社INPEX(1605)・株価詳細/株式会社INPEX(1605)・株価時系列/株式会社INPEX(1605)・日足照合/株式会社INPEX(1605)・8月7日中間決算説明資料

注目2|東京エレクトロン株式会社(8035)

9月18日大引けの確認カード
終値 53,110円|前日比 +2,140円(+4.20%)
出来高 4,010,900株|売買代金 2119.99億円
高値 53,600円|安値 51,900円
直前5営業日平均 2,998,080株|平均出来高比 1.34倍

米中協議が設備投資や輸出管理の見通しを変えるか、半導体を作る装置の側から確認します。終値は9月16日の51,690円、9月17日の50,970円を上回りました。ただし9月9日の53,700円には届いておらず、短期の反発が過去の高値をすべて取り戻したわけではありません。

7月30日の第1四半期説明資料では、売上高7,323億円、営業利益2,114億円が示されました。製造装置は顧客の工場投資と結びつきます。AI関連の投資が続けば支えですが、工場の建設や装置の受け入れが遅れると、需要があっても売上計上の時期はずれる可能性があります。

数字の読み方|輸出企業でも、円安効果は同じではない

同社は会社資料で、輸出売上は原則円建てで、極端な為替変動がなければ利益への影響は軽微と説明しています。ドル円が動いた分だけ機械的に利益が増減する会社、と扱うのは適切ではありません。今回の夜間の円買い戻しを読むときにも、取引通貨の違いが役立ちます。

プラス材料は先端半導体投資と、金曜の取引増加。懸念は投資計画の延期、輸出規制、米金利の再上昇です。原油は販売単価へ直接連動するより、顧客や自社の費用・投資環境を通じた影響が中心になります。53,600円を超えた後の値持ちが継続の観察点。51,900円を下回って売りが増える場合は、金曜の反発が続くとの見方を弱めます。

出典:東京エレクトロン株式会社(8035)・株価詳細/東京エレクトロン株式会社(8035)・株価時系列/東京エレクトロン株式会社(8035)・日足照合/東京エレクトロン株式会社(8035)・7月30日決算説明資料

注目3|株式会社アドバンテスト(6857)

9月18日大引けの確認カード
終値 32,050円|前日比 +1,810円(+5.99%)
出来高 10,817,700株|売買代金 3457.55億円
高値 32,630円|安値 30,810円
直前5営業日平均 8,284,380株|平均出来高比 1.31倍

米中協議の後も、半導体検査への成長期待が取引を伴って続くかを見る銘柄です。日中高値32,630円は9月11日の32,220円を上回りましたが、終値32,050円は高値から580円下。買いの強さと、上値で売りが出た形が同時に残っています。

半導体には、正しく動くかを検査する工程が欠かせません。7月29日の決算説明資料では、四半期最高の売上・利益、年度業績予想の上方修正、生産能力や研究開発の拡充が示されています。これは以前の決算に基づく事業の土台で、9月18日に同じ発表があったという意味ではありません。

プラス材料は高機能な半導体の検査需要。反対材料は顧客の設備投資変更と、成長期待を多く織り込む株に対する高金利の圧力です。将来の利益を現在の価値へ換算するとき、金利が高いほど評価は厳しくなりやすいため、受注への期待と米金利の両方を見ます。為替と原油は売上・費用や物流を通じても影響しますが、本稿では未確認の個社感応度を設定しません。

継続条件:32,630円を回復し、終値でも金曜高値を保てるか。失速条件:30,810円を割り、取引が増えるなかで戻りが鈍くなることです。出来高が多いだけでは好材料ではありません。値上がりを支える増加なのか、下落を伴う増加なのかを対にして確かめます。

出典:株式会社アドバンテスト(6857)・株価詳細/株式会社アドバンテスト(6857)・株価時系列/株式会社アドバンテスト(6857)・日足照合/株式会社アドバンテスト(6857)・7月29日決算説明資料

注目4|株式会社フジクラ(5803)

9月18日大引けの確認カード
終値 4,952円|前日比 +85円(+1.75%)
出来高 37,410,000株|売買代金 1849.06億円
高値 5,027円|安値 4,848円
直前5営業日平均 32,337,000株|平均出来高比 1.16倍

米中協議を控え、AI設備投資を半導体以外から観察する対象です。金曜は上昇しましたが、非鉄金属の同日上昇率には届いていません。終値4,952円は9月11日の4,982円も下回ります。1日だけの反発と、1週間の下落を取り戻した状態は別です。

同社は情報通信や電子部品などを手がけます。AIには計算能力とともに、情報を速く安定して運ぶ設備が必要です。データセンター投資は需要の支えになり得ますが、受注時期や利益率は個社の開示で確かめます。

会社のIR一覧で2027年3月期第1四半期の決算短信・説明資料・質疑応答の掲載を確認しましたが、今回は資料本文を取得できていません。決算の上振れ幅、想定為替、1円当たりの利益感応度は推測して載せません。今回の選定は新規IRによる急騰と断定せず、確認できた株価と業種の相対強度を中心にしています。

プラス材料は通信インフラ投資への期待と、直前平均を上回る取引量。懸念は期待の先行、顧客投資の減速、原材料・物流費の変化です。円安は海外収益の換算に有利な場合がある一方、外貨費用も増えます。原油高は輸送や製造費、金利高は設備投資の採算を通じて間接的に影響します。

継続条件:金曜高値5,027円を越えた後も維持でき、平均出来高を上回る参加が続くこと。失速条件:金曜安値4,848円を下回り、非鉄金属全体の強さも消えることです。終値が日中値幅の中ほどにあるため、高値への接近だけでなく、売りを受けた後に戻れるかを見ます。

出典:株式会社フジクラ(5803)・株価詳細/株式会社フジクラ(5803)・株価時系列/株式会社フジクラ(5803)・日足照合/株式会社フジクラ(5803)・決算公表資料一覧/株式会社フジクラ(5803)・事業とIR情報

注目5|株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)

9月18日大引けの確認カード
終値 3,620円|前日比 -32円(-0.88%)
出来高 51,333,500株|売買代金 1859.34億円
高値 3,667円|安値 3,586円
直前5営業日平均 40,334,980株|平均出来高比 1.27倍

9月24日の政策適用と、原油変動が融資先へ届く影響を重ねて見る対象です。利上げ決定日の株価は下落し、出来高は直前平均を上回りました。出来高だけでは売り手の属性は分かりません。9月14日の終値3,720円からも下にあり、政策の追い風が株価へ十分に表れているとは言いにくい位置です。

8月3日の決算概要では、2026年度第1四半期の親会社株主純利益は8,094億円でした。銀行は融資の利息だけでなく、決済や資産運用などでも収益を得ます。国内金利が上がれば貸出利回り改善を期待できますが、預金金利の引き上げや債券価格下落も並行して起きるため、利益への効果は差し引きで見る必要があります。

円相場は海外事業の円換算、原油価格は融資先の採算を通じて影響します。燃料負担が重い企業の返済余力が落ちれば、銀行にも信用コストが発生し得ます。信用コストとは、貸出金を回収できないリスクに備える費用です。

改善条件:3,667円の回復に銀行業全体の相対的な改善が伴うこと。弱さが続く条件:3,586円を割り、出来高が増えても戻れないことです。日銀の政策金利が適用される9月24日と現物市場の再開日が重なるため、発表日の反応と適用日の反応を比較できます。

出典:株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)・株価詳細/株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)・株価時系列/株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)・日足照合/株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)・8月3日決算概要

今後の見通し

MARKET EYEの分析|対象期間は9月20日夜から、9月21〜23日の祝日取引、9月24日の現物再開まで。

基本的な見方:週間では上昇が広がりましたが、金曜は買いが集中し、夜間先物は反落しました。さらに週末のエネルギー情勢と、今夜の米中協議をまだ通常市場の値動きで評価できていません。このため方向は中立とし、原油と米金利の反応を確認してから、半導体・資源・銀行の優先順位を見直します。

好転する条件:供給障害の拡大が抑えられ、協議後の貿易・投資の見通しが改善すること。市場では原油・米金利の急上昇が避けられ、現物再開後にTOPIXと上昇業種数も改善することです。個別5社では各カードの高値回復と取引増加を見ます。

悪化・見方の変更条件:実際の供給減少が拡大し、原油高と金利高が同時に進む場合、または貿易・技術面の制約が強まる場合です。先物が夜間安値64,590円を割り、海外株安も重なるなら警戒を強めます。資源株だけが上がる展開は、日本株全体の好転とは区別します。

次の確認材料:今夜の米中協議、祝日中の先物、9月24日の政策金利適用と現物市場再開。日銀の採決の背景は10月1日8時50分公表予定の「主な意見」で確認します。協議開始予定は変更の可能性があり、具体的な合意や将来の株価を先取りしません。

出典:Reuters・9月20日に予定される米中経済協議/JPX・デリバティブ祝日取引実施日/JPX・休業日カレンダー/日本銀行・9月18日の金融市場調節方針

本日の重要予定・確認点

9月20日(日)は東京現物市場も大阪の通常先物取引も休場です。今夜23時30分ごろに予定される米中協議の結果は、発表後の材料になります。朝刊という名称でも、本稿は日曜午後の確認版であり、午後に配信されたニュースを朝の時点で分かっていた情報として扱いません。

  1. 今夜は発表の中身を読む。協議の開催、合意、実施日を分けます。原油関連では施設被害、生産・輸送への影響、復旧見通しを確認し、被害量を見出しから推計しません。
  2. 9月21〜23日は対象先物を観察する。JPXは3日とも祝日取引の実施を確定しています。株価指数先物は対象ですが、すべてのデリバティブ商品が対象ではありません。価格と出来高、取引所・限月・時刻をセットで記録します。
  3. 9月24日は現物で答え合わせする。先物だけでなくTOPIX、33業種の広がり、5社の高値・安値と取引量を確認します。朝の出来高を金曜1日分と直接比べず、同じ経過時間か、大引け後の1日同士で比べます。

見落としやすいリスク|金曜の強さを、そのまま来週へ延ばさない

週間の26業種高は過去の広がりを示しますが、次の上昇を約束しません。5日平均の出来高にも値動きの大きかった日が含まれます。価格の節目は目標株価ではなく、材料への反応を観察する場所です。材料が変われば、注目業種や銘柄を入れ替えることも必要です。

今回の株価・出来高は9月19日に複数の情報サービスで照合した9月18日分を使用しています。売買代金と取引所の個別銘柄原票、海外価格の一次配信との全数値照合は未了です。週間業種騰落率は掲載記事を確認しましたが、全業種の原指数からの再計算は未了。最新IRを確認しきれない項目は、その箇所で未確認と示しました。

株価が動かない週末にも、利益を考える条件は変わります。5社の稼ぎ方からニュースを読むと、次の取引日に確認したいことが具体的になります。

関連する朝刊

情報源・参考資料

  1. 一次情報 JPX・9月18日の指数値
  2. 一次情報 大阪取引所・日経225先物夜間相場
  3. 補足情報 SBI証券・主要市場指標
  4. 補足情報 みんかぶ・日経平均
  5. 一次情報 日本銀行・9月18日の金融市場調節方針
  6. 補足情報 WSJ・9月18日の日銀利上げ
  7. 一次情報 JPX・休業日カレンダー
  8. 一次情報 JPX・デリバティブ祝日取引実施日
  9. 補足情報 みんかぶ・9月18日米国市場データ
  10. 補足情報 Reuters・9月18日米国株市場
  11. 補足情報 みんかぶ・9月18日の為替四本値
  12. 補足情報 みんかぶ・9月18日NY原油市況
  13. 補足情報 みんかぶ・ブレント原油11月限清算値
  14. 補足情報 みんかぶ・9月18日NY金銀市況
  15. 一次情報 株式会社フジクラ(5803)・決算公表資料一覧
  16. 一次情報 株式会社フジクラ(5803)・事業とIR情報
  17. 一次情報 株式会社アドバンテスト(6857)・7月29日決算説明資料
  18. 一次情報 東京エレクトロン株式会社(8035)・7月30日決算説明資料
  19. 一次情報 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)・8月3日決算概要
  20. 一次情報 株式会社INPEX(1605)・8月7日中間決算説明資料
  21. 補足情報 株式会社フジクラ(5803)・株価詳細
  22. 補足情報 株式会社フジクラ(5803)・株価時系列
  23. 補足情報 株式会社フジクラ(5803)・日足照合
  24. 補足情報 株式会社アドバンテスト(6857)・株価詳細
  25. 補足情報 株式会社アドバンテスト(6857)・株価時系列
  26. 補足情報 株式会社アドバンテスト(6857)・日足照合
  27. 補足情報 東京エレクトロン株式会社(8035)・株価詳細
  28. 補足情報 東京エレクトロン株式会社(8035)・株価時系列
  29. 補足情報 東京エレクトロン株式会社(8035)・日足照合
  30. 補足情報 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)・株価詳細
  31. 補足情報 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)・株価時系列
  32. 補足情報 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)・日足照合
  33. 補足情報 株式会社INPEX(1605)・株価詳細
  34. 補足情報 株式会社INPEX(1605)・株価時系列
  35. 補足情報 株式会社INPEX(1605)・日足照合
  36. 補足情報 みんかぶ・9月11日終値から18日終値までの33業種騰落率
  37. 補足情報 Reuters・9月19日のリヤド周辺の火災と攻撃を巡る発表
  38. 補足情報 Reuters・9月20日に予定される米中経済協議
  39. 補足情報 Reuters・9月20日のモスクワ製油所への攻撃報道
  40. 補足情報 Reuters・9月20日の北朝鮮の発射に関する報道

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